
このセクションで説明するパラメータは、ボイスごとに適用されます。これは簡単な ADSR エンベロープで、Waveshaper およびフィルタに送る前に、ピックアップ信号のサイズを調整します。
信号パスのこの位置に振幅エンベロープを配置することによって、Waveshaper の使用時には Waveshaper へ送る前に信号レベルを制御できるため、自然なサウンドを実現できるようになっています。サウンドのスペクトル成分には Waveshaper が大きな影響を与えるため、合成したようなサウンドができ上がります。

「A」(アタック)のソフト/ハードスライダ:ノートが最大ベロシティで演奏されるときのアタック時間を下部のスライダ(ソフト)で設定します。ノートが最小ベロシティで演奏されるときのアタック時間を上部のスライダ(ハード)で設定します。両方のスライダの間の部分をドラッグすると、両方のスライダを同時に調整できます。
重要:振幅エンベロープのアタック時間パラメータは、1 つのノートがどのように再トリガされるかに大きく影響を及ぼします。アタックのソフトとハードの値がどちらも 0 に設定されている場合には、振動している弦が再トリガされます。これらのパラメータのいずれかが 0 より大きい値に設定されている場合には、新しいノートがトリガされます。音響的には、振動中の弦を再トリガすると、アタックフェーズ中に聞こえる倍音が異なります。
「D」(ディケイ)スライダ:最初のストライク/アタック時間以降、信号がサスティンレベルに下がるまでに要する時間を設定します。
「S」(サスティン)スライダ:サスティンレベルを設定します。キーがリリースされるまで、サスティンレベルが保持されます。
「R」(リリース)スライダ:信号がサスティンレベルから 0 に下がるまでにかかる時間を設定します。リリースフェーズが完了した時点でボイスが処理されなくなるので、「Release」の値が短い方が CPU の負担を軽減できます。
注記:ディケイ時間やリリース時間を長く設定しても、サウンドが急速に減衰することがあります。これは、弦パラメータの「Inner Loss」または「Media Loss」値が高いためか、弦の減衰に使われるオブジェクト(2 または 3)によって引き起こされている可能性が考えられます。